失われたコーヒー、まだ誰もその価値を見出していないコーヒーを探し求めて旅してきた。
いつしか人は僕をコーヒーハンターと呼ぶようになった...

コーヒー探訪記

2009年1月 グアテマラ IWCA

成田を発ってロスに到着し、夜間飛行でグアテマラに着いたのが朝7時半だった。去年完成した国際空港は、ハードが近代的になっただけでなく、入国審査も税関の役人も非常に感じがよく、観光立国を目指している国の姿勢が見て取れ気分が良かった。

税関の外に出てホテルのシャトルバス乗り場に行き、ミレイヤに言われた通りクラウン プラザホテルのバスを探した。ミレイヤ・ジョーンズは、パサディナでジョーンズ・コーヒーを経営する僕の親友だ。長年SCAA(アメリカ・スペシャルティー・コーヒー協会)の理事を務め、バリスタの大会のコーディネーターをしていた。グアテマラ生まれでカリフォルニアで育った彼女は、もちろん英語もスペイン語も話すし、一族の経営する農園がグアテマラの北西サン・マルコス地区にある。このドス・マリアス農園は2回訪問したが、労働者用の診療所や子弟の為の学校を農園で用意し社会貢献に努めていて、その上農園内に大きな滝が3つもある素晴らしい景色だった。 

彼女とは、常にメールでやり取りしているが、今回の中米出張の予定を話したら、ちょうど同じ時期にIWCA(International Women in Coffee Association:コーヒー産業で働く女性国際協会)が、グアテマラ訪問を計画しているからジョイントするように誘われた。この会は、SCAAの外郭団体のCQI(Coffee Quality Institute:コーヒー品質研究所)の中の一組織だ。IWCAは、日本にも数回来て、日本のコーヒー産業に関わる女性との交流をはかっている。今回は、アメリカの女性達が、コーヒー園や精選工場、コーヒーショップを訪問し、グアテマラのコーヒー産業を学び、そこで働く女性達と意見交換する企画を、ミレイヤが立てた。

メンバーは、初代CQI理事長で現在IWCA会長をしているマーガレット・スワローや、コーヒー・器具販売、コーヒーショップのコンサルタント、コーヒー関連の印刷会社などで働くアメリカ人女性13名だ。マーガレットは、CQI理事長時代に一緒に何回も仕事をしたので旧知の仲だ。もともとP&Gでコーヒーの仕事に関わり、その後CQIに移ったキャリアウーマン。 向かって左がマーガレット 右がミレイヤ

 

ちょうど僕がグアテマラに到着した日に、メンバー達がアメリカ各地から到着するので、ついでにミレイヤが僕のホテルも一緒に取ってくれた。グループで部屋を押さえていたので、朝早く着いたのにも関わらず直ぐにチェックインをさせてくれたので助かった。

夜メンバー全員の夕食会に招かれて、にぎやかな女性陣と楽しい夕食だった。翌日から彼女らは約1週間グアテマラ各地を回る。 夕食会

 

地道にこのような活動をしているIWCAに対しては、否定的な見方をしている人達がいるし、日本での開催でも盛り上がりに欠けたのは非常に残念だった。女性の視点からコーヒー産業を見ると、もっと違った面白さが生まれるのではと常々思っている。是非この活動が広まり、日本のコーヒー業界に関わる女性ばかりでなく、コーヒー愛飲家の方々も巻き込んだ運動になって欲しいものだ。

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